アメリカのコミュニティカレッジでソフトウェアを勉強

アメリカでプログラマーとして働きながらコミュニティカレッジ(2年制大学)の
Computer Information Technologyコースに通った結果分かったこと。
通ったコミカレのリンク⇒(https://www.southeast.edu/

(私は1年くらい通っただけでコミカレを卒業したわけでも実際に4年制大学編入したわけ
でもありません。ただ、実際通ってみた感想とあまり知られていない制度についてのただのメモです。)

 

1. 日本企業はオワコンに見えてしまう
アメリカで大学を卒業してエンジニアとして働けば田舎でも初任給で年収5万ドルを超える。
だから授業料が少し高くても後で授業料を回収できる可能性が日本より高い。
日本の会社に入って月収20万くらいの単価で何年も長時間働いてしまうのは明らかに非効率。
10年以上働いても年功序列で成長度の低い日本は給料もほとんど上がらない。
経験も積めないし残業ばっかだから技術的に成長できなくてやりたいことも実現できない。

 

2. 海外で学ぶことの難易度が高いと思い込んでいた
「日本語でも難しい授業を英語で受けるなんて考えられない・・。」
「そもそも英語が難しいから受験に落ちるので無理・・。」
そう思っていたが、私が行ったコミュニティカレッジには受験の概念が無く、
最初に数学と英語のテストでレベル分けがあるだけだった。
日本の大学に受かるレベルなら数学は余裕。英語はリーディングのみだったため日本人有利。
日本人は確かに英会話に乏しいが、リーディングスキルはそこまで世界に劣っていないと思う。
(自分の場合は本当に英語がだめ(Toeic400点くらい)だったため最初はESLに1年程通ったが・・。)
トランスファー(4年制大学編入)する場合も20科目分を評定C以上で取れば編入可能。
しかも大学の受験はこの20科目で免除される(※編入試験も存在しない)

 

3. お金が相当かかると思い込んでいた
僕が通っているコミカレは1科目325ドルのため1ドル110円とするとトランスファーまでの
20科目分の授業料はおよそ「71万5千円」で良い。年間にすると35万円だから日本の国公立より安い。
その上、意外と簡単に返済不要の奨学金も貰える。条件は「良い成績を取る」ただそれだけ。
しかも入学費は学生証発行料の20ドルだけだった。しかも何年在学しても在学費ゼロ。
僕が住んでいるような田舎(ネブラスカ)なら生活費も東京に住むよりかからない。
問題は4年制大学編入後の2年間分の授業料だが・・・。

 

4. 英語の勉強になる
プログラマーはコミュニティのほとんどが英語のため働く上で英語力が必須になる。
なら最初から英語で学んだ方が効率よくない?正直最初はめちゃくちゃ大変だったけど、
1年くらいたったときに授業は理解できるようになっていました。(Dean's Listにも入りました)
英語の論文や書籍も読むスピードは遅くとも何とか読む癖も付いた。

 

5. 学習環境が良い
少人数制10人~20人程度のゼミのような講義が多く、全員が授業内で何か発言するような
参加型のものが多いため、講義中に雑談したりする余裕は無く、皆が集中して授業を受けている。
分からない箇所は授業以外の時間で理解できるまで何度も教えてくれる。


問題点
・友達何人できるかな♪
友達も知人もいない海外で数年間生活できるかどうか。異なる文化の中で友達を作れるか。
・文化差に順応できるか
宗教も歴史も異なる国で生活スタイルに順応できるか。食事とかも大変。
・伸びしろですねえ!!(by Keisuke Honda)
英語を読むスピードと聞く正確さが上がらないとインプットが少ない大学生活になる。


良いことも多いけど問題点も多いよね。


※編入試験も存在しない・・・大学によって違うかもしれない。
実際ネブラスカ州のSoutheast Communiry Collegeからネブラスカ州立大学への編入は存在しなかった。