ボリビア観光3日目 - ラパスからウユニへ移動

ホテルグロリアよ、さらば。こんなホテルに泊まっていました。ネットの評価はぼちぼちですが、わたし的にはかなり満足でした。景色もいいし受付も英語話せる。両替もできるしパソコンもある。部屋も(ボリビアの中では)綺麗。

f:id:MarkInada:20190209112723j:plain

ホテル外観

f:id:MarkInada:20190209112732j:plain

f:id:MarkInada:20190209112735j:plain

ホテルの人にタクシー呼んでもらってラパス空港まで移動。ここで140ボリビアーノ払ったのだが、これが相場より高いことが後からわかる・・。ホテルに呼んでもらったタクシーなのにぼったくられるのか・・。ホテルに呼んでもらったタクシーでもちゃんと乗る前に値段の交渉はしよう。そしてウユニ行きの便にチェックイン。

 

La Paz (LPB)8:05am - Uyuni (UYU) 9:05am

 

タクシーの運転手からウユニ行きの飛行機は正面に向かって右の窓側を取ると景色が良いと聞いていたので言われた通り空港の受付に頼む。もともと右の窓側だったようでそのまま飛行機へ。その景色は圧巻。ウユニ塩湖ってこんなにデカいの・・??

f:id:MarkInada:20190209113357j:plain

飛行機からの景色

圧巻の景色を見ることおよそ1時間。荒野の中にポツンとあるウユニ空港へ到着。何もない!そして芝生がない空港を見たの初めてだ!砂が舞う舞う。

f:id:MarkInada:20190209113740j:plain

ウユニ空港

そして空港前のタクシーでウユニの街へ。ホテルある街は近いから歩いてもいける、なんて思っていたけど、誰も歩いていません。タクシーの列に並んでタクシーの順番を待つ。値段は片道10ボリビアーノ。そしてウユニ街へ到着。そして着いてすぐウユニで日本人御用達の穂高岳旅行案内所の人に日本人はこっちだと英語で連れ込まれる。いや、とりあえずホテルに行きたいんだけど・・って言うとホテルのチェックインはまだ始まっていないから!まず話を聞きなさいと椅子に座らされる。そこで今日暇でしょ?ならこのツアーに参加しよう!と半ば強制的に以下のツアーに参加することになった。

f:id:MarkInada:20190209114714j:plain

穂高ツアー

参加することになったのは"SUNSER+STARLIGHT"。また16時に来てねとのこと。翌日は元々予約していた穂高のツアーがあったので、その予約確認もこの時に行った。そしてやっとホテルにチェックイン。泊まったホテルはここも日本人御用達と聞いていた"Hotel Avenide"。一泊シングルで50ボリビアーノ。安い。部屋はこんな感じ。

f:id:MarkInada:20190209115905j:plain

Avenide部屋

シングルなのにベッドが二つあった。シャワーとトイレ、洗濯用水道は共用。あと、トイレットペーパーはウユニ以降はトイレに流せない。慢性的な水不足でペーパーを流せるほど水がでないのだ。なのでトイレはとにかく臭い。トイレの写真はあえてアップロードしない。ご想像にお任せする。あと不便だったのが部屋にコンセントがないこととWi-Fiがすぐに切断されること。結局Wi-Fiは自前のポータブルWi-Fiばかり使い、コンセントを使うためロビーで待機が多かった。しかしロビーにいるといろんな人と話せて楽しい。イタリア、ドイツ、日本、中国・・・いろんな国の人と話した。しかしアメリカ人は一人もいなかった。結局この旅の間、一人もアメリカ人と合わなかった。あまり人気がないようだ。景色もアメリカと似てるからかな。そんなこんなですぐに16時になりウユニ塩湖へGO。※塩湖を歩く長靴は無料で貸してくれます。

f:id:MarkInada:20190209121933j:plain

塩湖着

f:id:MarkInada:20190209120632j:plain

ツアーメンバー ウユニ塩湖にて


集まったツアーメンバーは台湾、日本、中国、ドイツ、そしてアメリカから僕、と多国籍なツアーメンバー。コミュニケーションは英語。スペイン語じゃなくてよかった・・・。見ての通り、一面水張りの絶景!やばし。あまり綺麗に水張りになることはないらしく、とてもラッキーだった。実際にこの翌日は水張りの場所は無かった。

f:id:MarkInada:20190209121038j:plain

絶景と俺

f:id:MarkInada:20190209122057j:plain

ウユニ塩湖景色1

f:id:MarkInada:20190209122149j:plain

ウユニ塩湖景色2

f:id:MarkInada:20190209122247j:plain

ウユニ塩湖景色3

f:id:MarkInada:20190209122342j:plain

ウユニ塩湖景色4

f:id:MarkInada:20190209122422j:plain

ウユニ塩湖景色5



夕日が落ちるのを見ながらいろんなことを考えた。

 

多分数ヶ月この景色を見たらここには何もなくて面白くない、と思うんだろう。いつもビルや山に囲まれていたらなにもなくて静かな景色が凄く羨ましくに見えるけど、それも数ヶ月で慣れる。結局無い物ねだりで隣の芝生が青く見えているだけ。今の環境に対する不満ってのはどうでもいいことがほとんどだということに気づく。不平や不満を考えてストレスを感じるのは100%意味がない。

ウユニ塩湖はビルや山に囲まれて育ったからなにもなくて静かな景色が気持ちよく感じる。逆にウユニから帰るとネブラスカのトウモロコシ畑が新鮮だ。テロにいつ撃たれて死ぬかわからない状況でもない限り、実は環境に悩みは無い。

仕事も働く場所や会社を変えれば消える悩みが殆どだ。基本的にどうでもいいことで普段は悩んでる。このどうでもいいサビは定期的に落としておいた方がいい。

 

一言で言うと、「超楽しかった」。

 

 

ボリビア観光2日目 - ラパス市内観光

ホテルに着いたのが深夜だったため、この日はゆっくり起きた。曇ってたけど、部屋からの景色が綺麗だった。アメリカでレンタルした世界中で使えるモバイルWi-Fiがまったく繋がらず、問い合わせたところ、「パソコンに繋いでファームウェアアップデートしてくれ」との指示。なぜ旅行中にパソコン持ってるんだよ!!とつっこんだが、なんとこのグロリアというホテル、パソコンも自由に使えたので無事ファームアップデートができ、Wi-Fi接続完了。Wi-Fiがあることの安心感ハンパない!

f:id:MarkInada:20190121151458j:plain

Hotel Gloriaからの景色

ひとまず、ホテルで朝食。フルーツジュースがたくさん種類があってどれもおいしい!

f:id:MarkInada:20190121152007j:plain

朝食のビュッフェ

f:id:MarkInada:20190121151831j:plain

Hotel Gloriaのレストラン

そしてドルからボリビアーノへの両替をホテルで。空港の両替は深夜でクローズしていたのと、空港だとレートが悪いのでホテルでやった。ホテルの人は割と英語が通じる。さあ、これでラパスを観光する準備が完了したぞ!!出発!

f:id:MarkInada:20190121153358j:plain

ラパス市内

なんだろう、歩いているだけで楽しい・・。この異国感はなんとも言えない。こういったテントのお店たちは日用品から野菜、果物までなんでも売っている。でかいスーパーマーケットは見つからず、小さな店がたくさんある。

 

 

ラパスでは移動手段にケーブルカーが使われている。それに乗ってみることに。なんと値段は3ボリビアーノ(50YEN)。やっすぅー。今回はSAN JOSEからFARO MURILLOまで移動。チケット買うときも英語が通じないので大変。身振り手振りでなんとか購入。

 

f:id:MarkInada:20190121154931j:plain

ケーブルカーからの景色

f:id:MarkInada:20190121154825j:plain

ケーブルカー

f:id:MarkInada:20190121155629j:plain

ケーブルカーの路線図

ボリビアで絶対に食べてほしいのがサルテーニャ。どこで食べても間違いなくおいしい。そしてめっちゃ安い(1個5ボリビアーノ)。食べたやつはひき肉と卵と玉ねぎが入っててとてもジューシーだった。結構大きくて一食分として十分。レストラン入るよりこういったお店の方が美味しいし安かった。

f:id:MarkInada:20190121160008j:plain

サルテーニャ専門店

そして「The Witches Market (ウィッチーズマーケット)」に向かった。このマーケットではアルパカのセーターとかマフラーとかいろいろ売られている。高級品だが安く買えるのでチェックが必要だ!だがしかしわたくしはここで超絶ぼったくられた!!470ボリビアーノ+35ドルでアルパカのセーターとマフラー買ったが明らかにこれはボリビア価格だと高すぎだと後から知る・・・・。

f:id:MarkInada:20190121160933j:plain

ウィッチーズマーケット

最後に絶景スポット「Mirador Killi Killi (キリキリ展望台)」へ到着。歩いて行ったのでめちゃくちゃ疲れた・・。タクシーで行くことをおすすめする。ここで数時間チルアウト。カップルでいちゃつくもの、一人でたそがれるもの、様々だ。俺はここで人生を考えた。

f:id:MarkInada:20190121161554j:plain

Mirador Killi Killi

 この展望台近くは人通りが少なく危険なため、夜遅くまで残らない方が良いと聞いていたのだが、結局夜まで居座ってしまった。タクシーを拾うのにも30分くらいかかってしまった。そのくらい人通りが少ない。ホテルまでのタクシー代は15ボリビアーノで安かった。ホテルに帰って気づいたのだが、スマホの万歩計で見ると1日で10km以上歩いていた・・。景色も新鮮なため歩きまくってしまった。かなり疲労困憊でこの日はすぐに寝た。タクシーちゃんと使おう。

ボリビア観光1日目 - ラパス着

2018年11月末。以下の旅程で、現金$500を握りしめラパスに向かった。現在アメリカのネブラスカ州に住んでいて、ネブラスカ唯一の国際空港のオマハから飛び立った。

 

OMAHA, NE (OMA) 5:55 AM - HOUSTON, TX (IAH -BUSH INTL) 8:25 AM

HOUSTON, TX 9:40 AM - SAN SALVADOR, EL SALVADOR 12:40 PM

SAN SALVADOR, EL SALVADOR (SAL) 2:55 PM - LIMA, PERU 7:59 PM

LIMA, PERU (LIM) 10:27 PM - LA PAZ BO (LPB) 1:25 AM (19NOV)

 

ちなみにSAN SALVADORもPERUも乗り換えにビザは不要。SAN SALVADORの飛行機の中で、「アナウンスはこれからスペイン語で行います、何か質問があるときは周りで英語とスペイン語話せるバイリンガルを探して聞いてください」というアナウンスがあり、そっから全部スペイン語。こんなに南米は英語が通じないのか!と思うくらい通じない。乗り換えのたびに荷物検査があり、随分疲れた状態でなんとかラパス到着(1:30AM)。

 

f:id:MarkInada:20190121150431j:plain

ラパス空港

治安に不安があったのでタクシーはHotels.comでホテルを予約するときにタクシーも一緒に予約しておいた。僕の名前の看板を掲げた運転手を探すこと約20分、ようやくドライバー発見。ドライバーは英語ペラペラで、日本語も少し話せた。とても対応がよく、少し高かったがタクシーは予約しておいてよかったかなと思った。(一週間後に帰る頃にはその辺のドライバーに値段交渉して乗る方が確実に安くて早いことを知ったが・・。)ちなみにタクシーの支払いとかチップはドルでもOK!空港からホテルまでに見えるラパスの夜景めっちゃ綺麗だった・・。

 

なんとかHotel Gloria(グロリア)到着。到着したのは2:30AMくらいだっただろうか・・。24時間受付も対応してくれてとても良い印象。とにかく疲れていたのですぐにこの日は寝た。

 

 

最強のデータ分析組織 -大阪ガス- 河本薫 を読んだ感想

個人的な所感として大阪ガスが成功した理由は以下の四点かと思いました。

 

1. コーポレート部門にデータ分析専門の部署を作れたこと

2. データを統計分析する部署が13年前からあったこと

3. 学会やメディアといった外部に対して情報発信したこと

4. 人材育成で「学ぶカルチャー」を大切にしたこと

 

1. コーポレート部門にデータ分析専門の部署を作れたこと

ある程度大きな会社になると事業部ごとでそれぞれデータを取り扱ってしまっていると思います。しかし、全事業部のデータを本社のコーポレート部門で分析できているのが大きな点と思いました。例えばドローンと地図案内アプリを別々の部門で開発しているとして、ドローンのGPSと地図情報を別々に分析するのは明らかに損です。しかも多くの大企業は社内にデータサイエンティストがいないと言う理由で貴重なデータ分析を外注してしまっているのではないかと思います。

 

2. データを統計分析する部署が13年前からあったこと

データサイエンティストに必要な3つのスキル(ビジネス知識, コンピュータサイエンス, 数学統計学)の内、統計学に元々詳しかったと言う点も大きいと思います。元々エクセルを使ってかなり統計分析の経験があったのでしょう。これらの3つのスキルは満遍なく必要とされていますが、どれか一つ突出しているとかなり強いのでしょう。ちなみに大阪ガスはコンピュータサイエンスに弱いと書籍内で言われていますが、ここは上手く外注しているようですね、個人的には出来れば社内で全てやりたいところです。また、ビジネス知識の面では事業部に赴いて実際の仕事をみることで学ばれたそうです。この点については書籍でも詳しく述べられています。

 

3. 学会やメディアといった外部に対して情報発信したこと

日本人は外からの意見に弱いと書籍内でも言われていますが、全くその通りだと思います。外部から評価されることでコーポレートにデータを分析する優秀な組織がいることが社内に伝わったこと、とても大きな影響かと思います。また、外部のデータ分析のコミュニティに参加することも積極的に推奨しているようです。こうしていればずっと社内に篭っているのは本当に井の中の蛙になることはなくなりそうです。

参考:発表された論文のリンク

 

4. 人材育成で「学ぶカルチャー」を大切にしたこと

データ分析を行う部署に入る新入社員は元々大学でディープラーニングや人口知能、統計学を専門していない学生を雇うそうです。書籍を書かれた河本さんも会社に通いながら博士号を取得されたことから、社会人も学び続ける大切さをきちんとカルチャーとして根付かせているのも大きな点かと思います。書籍内ではこういった強い言葉を部下に言っているようです。「万が一、大阪ガスが倒産しても、年収○○万円の仕事に就けるだけの人材に全メンバーを育てます」。とくにこういった分野は技術の進化が早いですから特に大事でしょう。

 

最後に一言、実は最後まで読んでいません!8割くらい読んでやめました。もうちょっと具体的な話がほしかった・・。何かしら一つ具体的な分析の成功例を上げ、統計に使った数式、使ったシステムAWSの何々、その分析がビジネスに与えた利益(数値で)をこの書籍の最後3割くらい全て使っても良いので書いてほしかった。

アメリカのコミュニティカレッジでソフトウェアを勉強

アメリカでプログラマーとして働きながらコミュニティカレッジ(2年制大学)の
Computer Information Technologyコースに通った結果分かったこと。
通ったコミカレのリンク⇒(https://www.southeast.edu/

(私は1年くらい通っただけでコミカレを卒業したわけでも実際に4年制大学編入したわけ
でもありません。ただ、実際通ってみた感想とあまり知られていない制度についてのただのメモです。)

 

1. 日本企業はオワコンに見えてしまう
アメリカで大学を卒業してエンジニアとして働けば田舎でも初任給で年収5万ドルを超える。
だから授業料が少し高くても後で授業料を回収できる可能性が日本より高い。
日本の会社に入って月収20万くらいの単価で何年も長時間働いてしまうのは明らかに非効率。
10年以上働いても年功序列で成長度の低い日本は給料もほとんど上がらない。
経験も積めないし残業ばっかだから技術的に成長できなくてやりたいことも実現できない。

 

2. 海外で学ぶことの難易度が高いと思い込んでいた
「日本語でも難しい授業を英語で受けるなんて考えられない・・。」
「そもそも英語が難しいから受験に落ちるので無理・・。」
そう思っていたが、私が行ったコミュニティカレッジには受験の概念が無く、
最初に数学と英語のテストでレベル分けがあるだけだった。
日本の大学に受かるレベルなら数学は余裕。英語はリーディングのみだったため日本人有利。
日本人は確かに英会話に乏しいが、リーディングスキルはそこまで世界に劣っていないと思う。
(自分の場合は本当に英語がだめ(Toeic400点くらい)だったため最初はESLに1年程通ったが・・。)
トランスファー(4年制大学編入)する場合も20科目分を評定C以上で取れば編入可能。
しかも大学の受験はこの20科目で免除される(※編入試験も存在しない)

 

3. お金が相当かかると思い込んでいた
僕が通っているコミカレは1科目325ドルのため1ドル110円とするとトランスファーまでの
20科目分の授業料はおよそ「71万5千円」で良い。年間にすると35万円だから日本の国公立より安い。
その上、意外と簡単に返済不要の奨学金も貰える。条件は「良い成績を取る」ただそれだけ。
しかも入学費は学生証発行料の20ドルだけだった。しかも何年在学しても在学費ゼロ。
僕が住んでいるような田舎(ネブラスカ)なら生活費も東京に住むよりかからない。
問題は4年制大学編入後の2年間分の授業料だが・・・。

 

4. 英語の勉強になる
プログラマーはコミュニティのほとんどが英語のため働く上で英語力が必須になる。
なら最初から英語で学んだ方が効率よくない?正直最初はめちゃくちゃ大変だったけど、
1年くらいたったときに授業は理解できるようになっていました。(Dean's Listにも入りました)
英語の論文や書籍も読むスピードは遅くとも何とか読む癖も付いた。

 

5. 学習環境が良い
少人数制10人~20人程度のゼミのような講義が多く、全員が授業内で何か発言するような
参加型のものが多いため、講義中に雑談したりする余裕は無く、皆が集中して授業を受けている。
分からない箇所は授業以外の時間で理解できるまで何度も教えてくれる。


問題点
・友達何人できるかな♪
友達も知人もいない海外で数年間生活できるかどうか。異なる文化の中で友達を作れるか。
・文化差に順応できるか
宗教も歴史も異なる国で生活スタイルに順応できるか。食事とかも大変。
・伸びしろですねえ!!(by Keisuke Honda)
英語を読むスピードと聞く正確さが上がらないとインプットが少ない大学生活になる。


良いことも多いけど問題点も多いよね。


※編入試験も存在しない・・・大学によって違うかもしれない。
実際ネブラスカ州のSoutheast Communiry Collegeからネブラスカ州立大学への編入は存在しなかった。

経済産業省主導のAI教育

先週は南米ボリビアを観光しました。標高4000mを超える山にある湖や砂漠は非日常を感じることができました。移動中は最近関心を持っているAIの勉強をしていました。ずっと室内に篭るよりもアウトドアしながら勉強するのも気持ち良いものです。今月から本講座に参加し、AIの学習を進めています。経済産業省主導でAIエンジニアを急速に増やそうとしている動きに乗っかろうと思っています。すでに映像を認識して動作するロボットAIが社会に出ているにも関わらず、ただ文字を見てデータ入力するだけの名刺や会計データ入力の仕事は日本国内で数10万件募集があります。深層学習無しのOCR(光学文字認識)では全く実用に足りる精度が出ず、ある程度進んでいる会社はOCRで発生した文字化けを直す仕事に切り替えているようですが、深層学習を使うと手書き文字でも精度97%を超えます。将来的には映像を高速で解析できるソフトを作成してみたいところですが、そこに行き着くまでの文字認識だけで上記のように広い需要があることを感じています。私が受講している本講座はあまりの受講者の多さに運営はパニック状態です。アメリカではAWSや大学がどんどん無料で講座を開いているようで、私が受けている講座でも参照するデータはアメリカの大学が公開しているものです。日本の状況は分かりませんが、トウモロコシしか無いネブラスカですら大学でもPythonの講義があり、ディープラーニングのMeetupも頻繁に行われていています。日本では大阪ガスのデータ分析の成功例が有名なようですが、大きな要因はコーポレート部門にデータを取り扱う部門があり、全ての事業部のデータを社内で取り扱ったことが大きいと個人的に思っています。しかし多くの場合、各事業部が社外(ベンチャーや子会社)でこれらを扱われ、社内に役割は無いと思います。何か一部でもAIで処理できれば大きな価値があることは分かっているので、会社は関係なく個人で勉強していくことが大切と思っています。国からの依頼で大学行った公開講座はまだ数回目で、輩出した人材もまだ1000人程度。まだ本当にその価値が広く理解されておらず、今はAIが流行言葉として扱われていると思います。お金を持っている警察や病院、大規模農家などがAIを使い始めている段階で、まだまだ一般には降りてこないと思います。ですので一部ではMicrosoft Office資格でデータ入力をする仕事はAIに置き換わらないという記事も目にします。それは誰もそんな小さなところに目をつけていないからだと思いますが、需要と供給のバランスが取れてきた段階で置き換わると思います。もしくは収入の低い20代がもっとAIの勉強をし始めるとさらに早く普及すると思います。いろいろとAIの勉強ブログを読みましたが、勉強されているのは年配の方が多く、社長、CTO、幹部がほとんどで、日本の若い人たちはあまり勉強していないことが分かりました。これも大規模なプロジェクトでしかAIが使われず、一般では流行言葉でしかない原因と一つかと思います。AIを最先端で研究している松尾研究室は記事で日本の若者に対して強い言葉でメッセージを送っていますが、国外から見ないとあまり実感はわかないでしょう。勉強する時間や役割を与えられずに深夜まで会社で時間を潰すことについて何度もその理不尽さについてアメリカで話してきました。先週ボリビアから帰国するときの飛行機で隣に過去にトヨタで働いたことのあるマイアミ在住のアメリカ人の方とも同じ内容で雑談しました。ここまで海外から見た日本の働き方の理不尽さに対して同じ考え方が共有できるとは思っていませんでした。現状を変えないといけないと思っていますが、それは全く日本に響かないこともアメリカで良く分かりました。